課題
- 前に作り直したときは丸投げになってしまい、出てきたものが想像していたものと違った
- 見積書の内訳が読めない。相場も数万円から数百万円まで開いていて、高いのか安いのかが判断できない
- 制作会社と広告代理店とツールのベンダーで窓口が分かれ、素材もレポートも散らばっている
- GA4 が入らないまま公開日が近づいている。公開したあとも、どのページが読まれているかを聞かれると答えられない
- お知らせを1本足すだけでも制作会社への発注が必要で、社内では直せない
- 誰に向けたサイトなのかが社内で揃わず、載せる情報の優先順位が決まらない
- 紹介や営業でつながった相手が、こちらのサイトを見て不安になっていないか自信がない
humbulls の特徴
「誰が何を確かめに来るか」を決めてから作る
デザインに入る前に、サイトに来る人と、その人が契約の前に確かめたいことを決めます。BtoB の商談は紹介や営業接点から始まることが多く、サイトはその裏取りの場所として働きます。誰の何に答えるかが決まると、載せる情報の順番と、載せなくてよい情報が同時に決まります。順番が決まっていないサイトは、ページ数だけが増えて、確かめたい人が確かめられないまま帰ります。
デザインは、動く実物を見比べてから決める
静止画のデザイン案ではなく、実際に動くページを仮公開 URL でお見せします。方向の違う案を並べて、同じ画面で見比べてから先に進みます。紙で決めたものが画面で違って見えるという食い違いを、工程の側で減らします。
制作と計測を分離しない
GA4・Google タグマネージャー・フォーム・レポートの設置を、制作の範囲の中に入れます。公開と同時に数字が取れる状態にしてから引き渡します。計測だけを別の会社に切り出すと、タグの実装漏れと、漏れたときの責任の所在が同時に発生します。公開してから計測を足す段取りにしないのは、そのためです。
サイトを開く5つの用件
コーポレートサイトは、いくつもの役割を同時に背負わされます。主役を決めないまま作ると、どの役割も中途半端に終わります。humbulls は BtoB 企業のコーポレートサイトを、来訪者と、その人がサイトで済ませたい用件の組み合わせで5つに分けて考えます。最初の打ち合わせで、自社のサイトがどの用件に応えるかを決めるところから始めます。
用件1 実在と実力を確かめる
サイトを作り直せば問い合わせが増える。
この用件で来る人は、すでに別の経路で接点を持っています。問い合わせという行動はサイトの外で起きるので、訪問数を増やしても効果を測れません。逆に、会社概要が薄い・事例が古い・料金の考え方がどこにも書かれていない、といった状態は、進んでいた商談の温度をその場で下げます。
会社概要・事例・料金の考え方・体制を、営業が口頭で説明している内容と同じ粒度で書きます。KPI は訪問数ではなく、商談の中で「サイトを見ました」と言われるかどうかに置きます。
主な来訪者: 紹介・営業・展示会などで、先に社名を知った人
タップで拡大用件2 課題の解き方を探す
記事を増やせば、検索から来た人が問い合わせてくれる。
記事が読まれても、そこから着地する会社概要と事例が薄いままだと、検討はその手前で止まります。記事の本数が増えるほど、着地先の弱さが効いてきます。
記事を増やす前に、記事から会社概要・事例・資料へ渡す導線を先に作ります。ダウンロード資料は制作の範囲に入れて、サイトと同時に用意します。humbulls 自身は、30ページを超える資料を約3時間で作っています(自社ホワイトペーパー制作での実測値)。資料が用意できないことを理由に、この用件の設計を先延ばしにしません。
主な来訪者: 課題のキーワードで検索してきた、社名を知らない人
タップで拡大用件3 社内を通す材料を集める
サイトは、まだ会っていない見込み客のためのもの。
BtoB の発注は1人では決まりません。商談の相手は、上司や別部署に説明する場面でサイトを開きます。そこに説明できる情報が無いと、商談は担当者の熱意だけで社内を持ち上げることになります。担当者が異動した時点で案件が消えるのは、この状態です。
導入の流れ、体制、費用の決まり方、よくある質問を、そのまま社内の説明資料に貼れる粒度で書きます。ダウンロード資料は、稟議で使う材料として設計します。名刺情報を集めるための入口という位置づけにはしません。
主な来訪者: 商談中の担当者と、その社内で決裁に関わる人
タップで拡大用件4 取引の条件を照会する
デザインを新しくすれば信用が上がる。
この用件で見られるのは、所在地・沿革・資本金・主要取引先・拠点・認証・個人情報の取り扱いといった項目です。審査の担当者は、それらが規定の様式を満たしているかを見に来ています。デザインの新しさは判断材料に入りません。大企業や公共と取引する会社ほど、この用件の比重が上がります。
開示する項目を会社概要の1ページにまとめ、トップから1クリックで届く場所に置きます。載せる項目は、これまでの取引先審査で実際に提出を求められた書式から起こします。何をどこまで開示するかは制作側だけでは決められないので、法務・総務との擦り合わせを工程に入れます。
主な来訪者: 取引先審査・調達・与信の担当者
用件5 働く先として調べる
採用ページを1枚足せば足りる。
求職者が見る順番と、取引先が見る順番は違います。同じトップページから両方を成立させようとすると、どちらの導線も長くなります。求職者が主な来訪者になっているのに気づかないまま、取引先向けの構造で更新を続けている、という状態が起きます。
GA4 で来訪の内訳を先に見ます。求職者が主役になっているなら、コーポレートサイトの中に押し込まず、採用サイトとして分けて設計します。→ 採用サイト制作
主な来訪者: 求職者
用件の絞り方
主役は1つ、副役は2つまでに絞ります。5つを同時に主役に置くと、どれも達成できません。ページ数と原稿量だけが増えて、更新が止まります。
humbulls が引き受ける範囲も、正直に書いておきます。
- 用件1・2・3: 主戦場です。構造設計から原稿・計測まで一括で引き受けます
- 用件4: 開示項目の整理が仕事の中心になるので、法務・総務側の判断が前提になります。制作だけを切り出す形になりやすい用件です
- 用件5: 「採用サイト制作」のページへ。コーポレートサイト制作として受けると、求職者の導線が後回しになります
進め方
実際の進め方は、今のサイトの状態と公開日から決めます。基本の形は次の6ステップです。
ヒアリングと現状把握
今のサイトの数字(GA4・Search Console)、商談で実際に聞かれること、社内の更新体制を確認します。既存サイトに計測が入っていない場合は、この時点で仮の計測を入れて、判断材料を作るところから始めます。ここを飛ばすと、直す順番が担当者の印象で決まります。
- 主な成果物: 現状整理メモ、要件の一覧
構造設計
サイトを開く5つの用件のどれを主役にするかを決め、ページ構成・導線・各ページの役割を設計します。この段階で、載せない情報も決めます。構造が決まらないまま原稿を書き始めると、書き上がったあとに配置が変わり、書き直しが発生します。
- 主な成果物: サイト構造設計書(ページ構成・導線・各ページの役割)
デザイン方向の比較
方向の違うデザイン案を、実際に動くページとして仮公開 URL でお見せします。同じ画面で見比べて、方向を選んでいただきます。静止画の比較では、文字量が増えたときの見え方と、スマートフォンでの見え方が分かりません。
- 主な成果物: 仮公開 URL で比較できるデザイン案(複数)
- 参考の実測: 支援先の BtoB LP 2ページでは、ヒアリングから初稿の提示まで1週間、実働3日でした。LP 案件の実測であり、コーポレートサイトの実測ではありません
制作と原稿
選ばれた方向で全ページを制作します。原稿をどこまで humbulls が書くかは、契約時に範囲を決めます。設計した人がそのまま文言を書き、実装まで担当するので、設計の意図が途中で落ちません。工程の間に引き継ぎが入らないことが、この体制の利点です。
- 主な成果物: サイト本体、原稿
計測の設置
GA4・Google タグマネージャー・フォーム・レポートを、公開と同時に動く状態にします。ステップ4と並行して進めます。公開してから計測を足す段取りにすると、公開直後のいちばん見たい期間のデータが残りません。
- 主な成果物: 計測一式(GA4 / GTM / フォーム / レポート)
公開と引き渡し
公開作業を行い、更新手順のレクチャーをします。更新手順書と AI スキルをお渡しして、お知らせの追加やページの修正を社内で回せる状態にします。ここまでを制作の範囲に入れています。
- 主な成果物: 公開済みサイト、更新手順書、更新用の AI スキル
成果物
サイト本体と一緒に、次のものをお渡しします。お知らせの追加やページの修正のたびに制作会社へ発注する状態にしないための一式です。humbulls ではこれを「運用ごと納品」と呼んでいます。
| # | 成果物 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | サイト構造設計書 | 誰が何を確かめに来るかを整理した構造設計書 |
| 2 | 仮公開 URL で比較したデザイン案 | 方向の違うデザイン案を仮公開 URL で並べた画面 |
| 3 | 計測一式と月次レポート | 内製した月次レポート |
| 4 | 更新手順書と AI スキル | 納品する更新スキル(.md) |
AI スキルについての補足: お渡しするのは Claude / Codex のスキル定義とリポジトリです。AI に任せられるのは更新の作業であって、何を出すかの判断ではありません。判断が要る部分は手順書側に残しています。
実績・事例
1. 内装建材メーカーの製品ブランドサイト刷新と MA 導入
- タグ: コーポレートサイト制作 / BtoB / HubSpot
- 成果: リニューアル後1年間で見込客1,266件(資料ダウンロード457 / カタログダウンロード497 / 申込154 / サンプル請求158)
- 帰属注記: ※ この案件は、代表がタービンインタラクティブとの共同提案として担当したものです。社名は非公開とし、サイト画像は掲載しません。
2. humbulls.com
- タグ: コーポレートサイト制作 / 自社
- 内容: このページで説明している進め方で、humbulls 自身のサイトを制作しています。構造設計書・計測・更新スキルの中間成果物は、成果物のセクションに掲載します
件数ではなく工程で判断していただけるよう、自社案件の中間成果物を成果物のセクションに置いています。
FAQ・価格・完了後の道
ページ数が決まっていない段階でも、費用の相談はできますか。
できます。ただし、金額を先に1つ出すことはできません。費用は、ページ数、原稿制作をどこまで任せるか、計測をどこまで作るかの3点でほぼ決まります。構造設計が終わった時点で、確定した見積もりを出します。
公開日が決まっています。そこから逆算して進められますか。
進められます。公開日から逆算した計画を最初に引きます。その日程に規模が収まらないと判断したら、先に公開する範囲を区切る提案をします。無理に押し込む進め方はしません。
相談から着手までは、どのくらい空きますか。
同時に進めるプロジェクトの数に上限を置いているため、着手できる時期は問い合わせのタイミングによります。公開日が決まっている案件は、日程が確保できるかをその場でお答えします。
構造設計だけ、制作だけ、という頼み方はできますか。
どちらも受けられます。ただし構造設計から入らない場合、出来上がったサイトが成果を出すかどうかについて、同じ責任は持てません。その線は最初にお伝えします。範囲を区切った参画のほうが合うと判断したときは、こちらからそう提案します。なお、コンペや相見積のための提案書だけを作る依頼は受けません。営業の段階で出せるのは会社紹介・進め方の資料・見積・概算スケジュールまでで、構造設計にあたる内容は契約後の工程としてお渡しします。
公開後の更新は、社内でできますか。
できます。更新手順書と、Claude / Codex のスキルをお渡しします。支援先の案件では、スキルを受け渡す形で納品して、社内でページ更新とバナー制作ができる状態にしました。AI に任せられるのは更新の作業で、何を出すかの判断は手順書側に残します。
原稿も書いてもらえますか。
書けます。範囲は契約時に決めます。取材が必要な原稿(社員インタビュー、導入事例)と、社内資料から起こせる原稿では工数が違うので、そこで分けて見積もります。
目的が固まっていない状態でも相談できますか。
相談は受けます。ただし、その状態のまま制作の発注として受けることはしません。誰に向けたサイトなのかが決まらないまま作ると、公開後に載せる情報の優先順位を毎回ゼロから議論することになり、更新が止まります。目的を決めるところから一緒にやる進め方であれば受けられます。
代理店や親会社が窓口になる案件でも進められますか。
進められます。条件は、発注元の企業と直接やりとりできることの1点です。伝言を経由する体制では、5つの用件の判断に必要な情報が届かず、判断を代理店側に預けることになります。
サービスサイト制作や LP 制作との違いは何ですか。
会社そのものを確かめに来る人に向けるのがコーポレートサイト制作です。取引先や採用候補者、株主まで読者の幅が広く、特定の申し込みを取ることよりも企業の全体像が伝わることが役割になります。特定の製品やサービスを検討している人に向けるのがサービスサイト制作で、特長や料金、導入事例を積み上げて問い合わせや資料請求につなげます。BtoB向けLP制作は、広告やメール、イベント告知など特定の入口から来た人だけを想定し、コンバージョンを1つに絞って1ページで完結させる作り方です。
価格目安
金額を先に1つ出すことはせず、費用の決め方を開示しています。
- 費用が変わる3要素: ページ数 / 原稿制作の範囲 / 計測の範囲
- 見積の順序: 構造設計の完了時点で確定見積もりを出す
完了後の道
このメニューの範囲は、公開と引き渡しまでです。そのあとの選択肢を3つ用意しています。
- 社内で運用する: 更新手順書と AI スキルで、お知らせの追加やページの修正を自社で回します
- 改善まで続ける: 公開後の数字を見て直し続ける段階に入るなら、BtoBサイト改善コンサル、または伴走型の Growth Partner(月額30万円〜・最低3ヶ月)へ
- 集客まで広げる: 広告・SEO・コンテンツまで含めるなら リード獲得支援 へ
必要に応じて、公開後の改善まで伴走できます。