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Webアプリ開発

「業務アプリが欲しい」と相談を受けたとき、humbulls が最初にやるのは、作らずに済ませられないかを確認することです。手で回している工程を数え、既製のツールで足りる範囲と、作るしかない範囲を分けてから、触れるモックを出します。作る範囲を決めるのは、モックを見たあとです。

こういう状態から相談が来ます

  • 通知メールを見て、別のシステムに手で入力し直す作業が、毎月の業務に組み込まれている
  • 入力・転記・確認・報告の工程を、全部人の手で回している
  • 何を作ればいいのかが、社内でまだ言葉になっていない
  • 制作を丸ごと任せたら、想像していたものと違うものが出てきた
  • 作って終わりで、公開したあとの改善に対応してもらえない
  • コードやアカウントの名義が発注先のままで、あとから移せない

humbulls の特徴

01

作らずに済む範囲を、先に切り分ける

相談の最初にやるのは、いま手でやっている工程を1行ずつ書き出すことです。そのうえで、既製のツールで足りる範囲、いまあるツールの設定とあいだをつなぐ処理で足りる範囲、作るしかない範囲の3つに分けます。作らずに済むと判断したら、その方を勧めます。

この切り分けを飛ばして作り始めると、すでに買っているツールの機能を作り直すことになります。humbulls が引き受ける前に、まず何を作らないかを決めます。

02

文字の要件書では決めない。動くモックで決める

文字で書いた要件書だけで合意しません。触れるモックを先に出し、実際にその業務をやっている人に使ってもらってから、作る範囲と作らない範囲を決めます。画面を見るまで、要件は言葉になりません。

画面を設計するのも、モックを作るのも、humbulls の代表自身の実務範囲です(UI/UX の画面設計、kintone を使った業務アプリ、iOS アプリの開発)。設計した人がそのまま画面を作るので、要件を書き起こして渡す工程が入りません。複数案を仮公開 URL で出して見比べながら決める進め方は、支援先の LP 案件で実際に回しているものです(2026年・支援先案件)。

03

コードと手順を渡して、社内で直せる状態にする

動くものと一緒に、リポジトリ、環境構築とデプロイの手順、繰り返し作業を再現する AI スキル(.md)を渡します。humbulls ではこれを「運用ごと納品」と呼んでいます。

支援先の案件では、Claude / Codex のスキルを受け渡す形で納品し、ページの更新とバナー制作を社内でできる状態にしています(2026年・支援先案件)。これは LP 制作での実績です。アプリでも同じ渡し方をします。

作らない判断の3分岐

「業務アプリが欲しい」という相談の中身は、たいてい「この作業をなくしたい」です。作ることが目的の相談はほとんどありません。

それでも見積もりを取る段階になると、話が「どう作るか」から始まります。作る前提で相談が進むと、既製品で足りたはずの機能を自前で作り、そのまま保守だけが残ります。

humbulls は、相談の入口で行き先を3つに分けます。A 既製 SaaS で足りる/B いまあるツールの設定と、あいだをつなぐ処理で足りる/C 作るの3分岐です。順番はこのとおりで、C から検討することはしません。

分岐を決める4つの問い

3分岐は好みで選ぶものではないので、判定に使う材料を先に置きます。工程の棚卸しが終わった時点で、この4つに答えられる状態になります。

問い A 既製 SaaS B 設定とつなぎ込み C 作る
その業務は、他社にも同じ形であるか ある ある 自社固有の形をしている
画面を毎日触る人は何人か 複数部署にまたがる 0人でも成立する 日常的に使う担当者がいる
データはどこにたまり続けるか ベンダー側にたまる いまのツールの中にたまる 自社にたまり、他の用途にも使う
半年後、誰が直すか ベンダーが直す 手順書があれば社内で直せる 直す人か手順が社内に残る必要がある

4つのうち3つ以上が同じ列に並んだら、その行き先です。列がばらける場合は、まだ分岐を決める段階ではありません。進め方のステップ3(モック)で決めます。

A 既製 SaaS で足りる

よくある誤解

うちの業務は特殊なので、既製品では合わない。

事実

特殊に見える業務の多くは、歴代の担当者が手で作った回避策が積み重なった結果です。業務そのものが固有なわけではありません。既製の SaaS を検討して「合わない」となった理由が、画面の並び、項目の呼び方、承認の順番だとしたら、それは業務の要件ではありません。いまの手順に慣れている、という話です。

だからこうする

その業務を、固有名詞を使わずに3行で説明できるか試します。自社の商品名や部署名を使わないと説明できないなら、確かに固有です。使わずに書けたなら、同じことをやっている会社が他にもあるということなので、既製 SaaS の検討から始めます。合わない点は、機能・データ構造・運用ルールの3つに分けて書き出します。合わないのが運用ルールだけなら、ルールを変える方が安く済みます。

B いまあるツールの設定と、あいだをつなぐ処理で足りる

よくある誤解

自動化するには、システムを入れ替える必要がある。

事実

手作業が残っている場所は、ツールが足りないところではなく、ツールとツールのあいだです。CSV を書き出して別のシートに貼り付ける、通知メールを見て別の画面に入力し直す。この2つは、どちらのツールを入れ替えても消えません。あいだをつないだときだけ消えます。

だからこうする

工程を1行ずつ書き出し、人がやっている理由が「つながっていないから」の行だけを対象にします。判断が要る行、例外が多い行は残します。対象になった行は、既存ツールの設定(ワークフロー・自動送信・権限)と、あいだをつなぐ処理で片づくことが多く、新しい画面を作らずに済みます。画面を作らなければ、使い方を教える必要も、使われなくなる心配もありません。

C 作る

よくある誤解

作れば、業務に完全に合ったものが手に入る。

事実

作ったものは、作った時点の業務に合います。業務は変わります。変わったときに誰も直せない状態だと、半年後には手作業の回避策が復活し、アプリと手作業が二重に残ります。作る判断でいちばん重いのは、初期の開発費ではなく、直し続けられるかどうかです。

だからこうする

作ると決めるのは、3つが揃ったときだけにします。①その工程が業務の中心にあり、なくならない ②データが自社にたまり続け、他の用途にも使う ③直す人か、直す手順が社内に残る。③が最も抜けやすい条件です。humbulls は自社の月次 SEO レポートを、レポート系の SaaS を契約せずに内製しました。着手から1週間で再現できる状態になり、いまは毎月スキルの実行1回で作り直しています。作ってよかった理由は、機能の作り込みではありません。直すのが自分たちだったことです。

「作らない」を先に置く理由

作らない提案をすれば、humbulls の売上は減ります。それでもこの順番で見るのは、使われなくなったアプリを引き継ぐ仕事の方が、双方にとって高くつくからです。作る判断は3分岐の最後に残しています。最後まで残ったものだけを作ります。

分岐が決まらないとき

4つの問いで列がばらける相談は珍しくありません。その場合は、言葉で議論を続けずにモックを作ります。触れるものを1つ出すと、「この画面は要らない」「ここは既存のツールでやっている」という判断が現場から出てきます。分岐を決めるためにモックを使う、という順番です(進め方のステップ3)。

進め方

実際の進め方は、いま使っているツールと工程の状態を踏まえて決めますが、基本の形はこの6ステップです。ステップ1〜2 が3分岐を決めるところ、ステップ3 が分岐が決まらないときに使うモック、ステップ4以降は分岐C(作る)を選んだ場合の工程です。

01

相談と工程の棚卸し

いま何を手でやっているか、どの数字がどこに残るかを、工程ごとに1行ずつ書き出します。ここでは「アプリで何をしたいか」を聞きません。「いま何をしているか」だけを聞きます。やりたいことから聞くと、すでにあるツールで足りる部分が話に出てこないためです。

主な成果物業務フロー図/手作業の工程リスト/自動化候補の一覧
所要無料相談60分
02

3分岐の判定

3分岐の4つの問いに答え、行き先を A・B・C のどれかに決めます。C(作る)になった場合も、C に入れる範囲は工程の一部だけ、という結論になることがあります。この判定を書面にして渡すところまでが、この工程です。判定を口頭で済ませると、あとから範囲が動いたときに、何をもとに決めたのかが残りません。

主な成果物3分岐の判定シート(4つの問いと回答、行き先、根拠)
03

モックの作成とレビュー

分岐が決まらない場合、または作る範囲の輪郭が定まらない場合に、触れるモックを作ります。実際にその業務をやっている人に使ってもらい、要らない画面を削ります。モックは捨てる前提で作るので、この段階で作り込みません。

主な成果物動くモック(仮公開 URL)/触ったあとの指摘一覧
04

範囲と要件の確定

モックと判定シートをもとに、作る範囲、作らない範囲、渡すもの、渡さないものを文書にして合意します。あわせて見積もりを出します。ここで「作らない範囲」を明記しないと、後半で追加の依頼が積み上がり、公開日が動きます。

主な成果物要件メモ(作る範囲と作らない範囲)/見積もり
05

実装とテスト

確定した範囲を実装し、実際の業務データに近い状態で動かして確認します。認証・決済・既存システムとの接続・想定同時利用者数をどこまで引き受けるかは、前の工程(範囲と要件の確定)で範囲に書き込んでから着手します。

主な成果物稼働するアプリ/リポジトリ/テストの記録
06

引き渡しと定着

環境構築とデプロイの手順、運用手順(誰が何をいつ実行するか)、繰り返し作業を再現する AI スキル(.md)を渡します。担当者に手順どおり1回やってもらい、詰まったところを手順書に書き足してから終わります。手順書を渡すだけでは、社内で直せる状態になりません。

主な成果物手順書/運用手順/AI スキル(.md)/アカウントとリポジトリの移管

成果物

実物

# 実物 内容
1 自社の月次 SEO レポート画面 レポート系の SaaS を契約せずに内製したレポートの一例
2 AI スキル(.md)と運用手順書の実物 引き渡しに含まれる手順書の一例(一部マスクしています)

納品物リスト

  • 手作業の工程リストと、3分岐の判定シート
  • 動くモック(仮公開 URL)
  • 要件メモ(作る範囲と、作らない範囲)
  • 稼働するアプリとリポジトリ
  • 環境構築・デプロイの手順書と、運用手順
  • 繰り返し作業を再現する AI スキル(.md)

無料相談

まず、手でやっている工程を見せてください。 無料相談は60分です。いま何を手で回しているかを工程ごとに聞き、3分岐のどこに当たるかをその場で切り分けます。作らずに済むと判断したら、そのように伝えます。売り込みはしません。相談内容は AI でその場で整理し、まとめた PDF をお渡しします。

フォームからのご連絡には3営業日以内に返信します。

関連ナレッジ

実績・事例

このページに載せられる事例は、いまのところありません。

humbulls の代表には、kintone を使った業務アプリの開発、iOS アプリの開発、UI/UX の画面設計の実務経験があります。ただし社名・時期・規模・成果が記録として残っておらず、事例として出せる形になっていません。数字のない事例を並べるより、材料が揃ってからこのセクションを起こします。

FAQ・価格・完了後の道

費用はどのくらいですか。

作る範囲によって大きく変わるため、一律の金額はお答えできません。このメニューは特に振れ幅が大きく、3分岐が A や B に落ち着けば、開発費そのものが発生しないこともあります。見積もりを出すのは、モックを見て範囲が決まったあと(進め方のステップ4)です。それより前の段階で金額を出すと、あとから動きます。

どのくらいの期間がかかりますか。

範囲が決まるまでの工程は、相談と工程の棚卸し(無料相談60分)、3分岐の判定、モックの提示までです。実装以降の期間は、範囲が決まってから見積もりと一緒にお伝えします。開発工程の日数が記録として残っていないため、現時点で全体の期間は書けません。根拠のない期間を先に出さない、というのが humbulls の方針です。

どのくらい前に相談すればよいですか。

「アプリを作るかどうか」を決める前に相談してもらうのが、いちばん効きます。作ると決めたあとの相談は、見積もりを取る段階なので、分岐A と B が検討対象から外れています。決める前であれば、作らずに済ませる選択肢が残ります。

要件が固まっていない状態でも相談できますか。

固まっていない前提で始めます。相談ではまず、いま手でやっている工程を確認し、作るべき範囲と、既存ツールの設定で足りる範囲を分けます(進め方のステップ1〜2)。要件が固まっているという状態は、たいてい「作る」と決めた後の状態なので、そこから相談が始まると分岐A と B を見ないまま進むことになります。

実装まで引き受けてもらえますか。

モックの作成と、作る範囲・作らない範囲の確定は引き受けます。実装も、画面設計から humbulls の代表自身の実務範囲です(UI/UX の画面設計、kintone を使った業務アプリ、iOS アプリの開発)。認証・決済・既存システムとの接続・想定利用者数の上限をどこまで引き受けるかは、モックを見たあとの「範囲と要件の確定」で1件ずつ決めます。

コードやアカウントは自社のものになりますか。

方針としては、リポジトリ・アカウント・データは発注側の名義で持つ形にします。乗り換えられる状態を保つのが前提です。

作ったあとの保守はどうなりますか。

24時間の稼働監視や、復旧時間を保証する保守契約は結んでいません。humbulls は少人数の体制で、止まったら即座に駆けつける約束ができないためです。その代わりに、社内で直せる状態にして渡します(進め方のステップ6)。業務が止まると即座に損失が出るシステムで、復旧時間の保証が要件に入っている場合は、その要件を満たせる開発会社に依頼してください。判断に必要であれば、要件の整理と選定の観点までは相談に乗ります。

すでにある社内システムの改修や、引き継ぎもお願いできますか。

既存システムを引き継いで保守する形は受けていません。書いた人がいない状態のコードを引き取ると、直すたびに影響範囲の調査から始まることになり、humbulls の速度が出ないためです。既存システムに触れずに、あいだをつなぐ処理を足す形(分岐B)であれば引き受けられます。

提案書や見積書だけを出してもらうことはできますか。

相見積もりのための見積書だけの依頼は受けていません。3分岐を判定しないまま金額を出すと、作る前提の金額しか出せず、その数字が判断材料として使われてしまうためです。営業の段階でお渡しできるのは、進め方の資料、概算のスケジュール、範囲を決めたあとの見積もりまでです。

同時に何社まで進められますか。

同時に進める案件数に上限を置いています。モックを先に出す進め方をとる以上、受注量より着手時期の確実性を優先するためです。埋まっている場合は、着手できる時期をその場でお伝えします。

価格目安

  • 見積の順序: モックを見て範囲が決まったあとに確定見積もりを出す
  • 分岐A・B に落ち着いた場合は、開発費が発生しないことがある
  • 含まれないもの: SaaS の利用料・インフラの実費。見積もりの前にお伝えする

完了後の道

  • 引き渡しが終わった時点でプロジェクトを閉じ、社内で運用してもらう(手順書 + AI スキル)
  • 担当者が自分で直せる状態を作るところまで伴走する場合は、AI Mastery · 1on1(月30万円 × 3ヶ月)に接続する
  • アプリで取得したデータをマーケティングに使う段階に入る場合のみ、伴走プラン Growth Partner(月額30万円〜 / 最低3ヶ月)に接続する(用途が限定されるため、汎用の接続先にはしない)